手術当日。2呼吸で落ちた意識、そして驚異のスピードでICUを「卒業」。

身体のメンテナンス(サイボーグ化への道)

※この記事は退院後に、当時の記憶を振り返って4月21日の出来事として記録したものです。

1. 清潔なシャワーと、明るすぎる「戦場」

4月21日、朝。結局ほとんど眠れないまま朝を迎えたが、全身麻酔という最強の「睡眠」が控えている私に不安はない。7時30分に浴びたシャワーは格別に気持ちよく、身が引き締まる思いだった。 8時15分、看護師に導かれ手術室へ。ドラマで見る景色よりも遥かに明るいその場所で、私は手術台に横たわった。

2. 深呼吸、わずか2回。

次々と管を繋がれ、酸素マスクをあてがわれる。「深呼吸してくださいね」と言われ、1回、2回……。私の記憶はそこでぷっつりと途絶えた。 次に目を開けたとき、時計の針は4時間ほど進んでいたが、体感としては文字通り「一瞬」だった。ぼーっとした意識の中、私は集中治療室(ICU)へと運ばれた。

3. ICU史上、最速の「脱走」?

ICUに到着し、担当医から手術成功の報告を受ける。 「まる一日、ここに縛り付けられるのか……」 傷口の痛みを感じながら気が重くなっていた私を、妻が面会に来て励ましてくれた。だが、ドラマチックな再会は長くは続かない。妻が帰った直後、看護師さんの明るい声が響いた。 「一般病棟に移動です!ここ出ます!」 術後わずか3時間強。どうやら私は、ICUに居座る必要がないほど元気すぎたらしい。

4. 次なるミッション:朝食の完食

管の多くは抜かれたが、まだ体にはいくつかの線が繋がっている。「明日の朝食を完食できれば、すべての管を抜く」という条件が提示された。 今の私に、食べられないという選択肢はない。痛み止め(カロナール)を飲めば、傷口の痛みも「痛くないと思えば痛くない」程度まで手懐けられる。 目標はただ一つ。一刻も早く自由の身になり、あのタリーズのコーヒーを口にすることだ。

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