1. 誰もいない日曜日の教室で
日曜日の午後、塾の教室は静まり返っている。 ふとした瞬間に、2023年1月に95歳で旅立った母のことを思い出す。 母が生きていた頃の私は、どこかで「母に心配をかけたくない」という思いがブレーキになり、同時に「母がいれば何とかなる」という甘えがアクセルになっていた。 母が逝って4度目の春。私は今、58歳にして初めて「一人の男」として立っている。
2. 報告すべき「無様な近況」
母さん、今の私はお世辞にも「順風満帆」とは言えないよ。 脳梗塞の再発におびえ、体の中には大きな動脈瘤が見つかった。 投資に手を出しては、100万円を超える含み損を抱えて「株迷子」なんてブログを書いている。 2度目の脳梗塞と腹部大動脈瘤のことを知ったら、母さんはとても驚いて心配しただろうね。私の目標は母さんより絶対に早く死なないことだったから、例え無様でもなんとなく誇らしく思えてしまうのは、やはりまだ一人前の男になり切ってないのかな?w
3. 「自立」とは、迷う権利を得ること
でもね、母さん。今の私は、今までの人生で一番「自分の足」で歩いている実情があるんだ。 医療の闇に惑わされて健康を後回しにした失敗も、損切りできずに赤点を取った投資のミスも、すべては私が自分で選び、自分で引き受けた結果だ。 誰かの顔色を伺って丸く収まる道を選んでいた昔より、無様でも自分の責任で迷っている今の方が、ずっと「生きている」実感が湧いているんだよ。
4. 4月21日、行ってくるよ
2週間後、手術を受けてくる。 体の中の「爆弾」を外して、またこの教室で子供たちに勉強を教えたい。 母さんが守ってくれたこの命を、今度は自分の意志で使い切りたいんだ。 株の含み損はまだ消えないけれど、血圧は安定している。 心配しないで。私はもう、迷いながらも一人で歩けるようになったから。


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