※この記事は退院後に、当時の記憶を振り返って4月22日の出来事として記録したものです。
1. 自然の営みと、意外な熟睡
昨夜から今朝にかけて、看護師さんが頻繁に血圧や体温を測りに来てくれた。本来ならICUで1時間おきにチェックされるはずだった身。そう考えれば、一般病棟でのこの慌ただしさも「順調な証」だ。 術後の痛みのせいか血圧は高めだったが、体力を使い果たしていたのだろう。寝返りを打つたびに使う筋力の疲れが、思いのほか深い眠りへと誘ってくれた。
2. 運命の朝食。管からの完全解放!
待ちに待った朝ごはん。看護師さんは「全部食べられたら管を抜く」というが、出てきた膳を見て私は心の中で叫んだ。 「余裕じゃないか!」 これが食べられない人がいることが信じられない。血糖値を急上昇させないよう、一口ずつしっかり噛み締め、時間をかけて完食。約束通り、私を縛り付けていたすべての管が取り払われた。
3. 歩行器のF1レーサー、タリーズへ行く
自由の身になった私が最初に向かったのは、やはりあそこだ。普通に歩くと傷口が疼くので、歩行器を借りて「散歩」を試みた。 目的地はもちろん、院内のタリーズ。心電図のモニターだけは装着していたが、そんなことは気にならない。コーヒーの香りに包まれると、ここが病院であることを再び忘れさせてくれる。見舞いに来てくれた家内と一緒に楽しむコーヒーは、格別の味だった。
4. ステント熱と、静かな夜
夜になり、37.3度ほどの微熱が出た。「ステント熱」といって38度くらい出ることもあるらしいが、私のは至って穏やかなものだ。 今夜は痛み止めを飲まなくても眠れそうな気がする。このまま朝まで、新しくなった身体のリズムに身を任せてみようと思う。

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